帰国 出産 紫陽 | 北京で働くバーテンダーのカウンターから見える今の北京!

帰国 出産 紫陽

6月21日。

僕はこの日を一生忘れない。


6月20日妻の出産のため帰国。

この日から1ヶ月の間出産に備え嫁の実家で暮らすことに

予定日は7月5日。

帰国した当日は前日に仕事もあり一睡もせずにそのまま移動したため疲れもあって

特に何もせずに家で嫁とだらだら過ごし久しぶりの日本を満喫。


の、予定が・・・


22:20頃、嫁突然の破水。

二人とも上手く自体が飲み込めず

「えっ。何これもう生まれるの?」的な空気のままとりあえず病院へ

この時嫁破水しているにもかかわらず「伊○門茶が飲みたい。メロンパンが食べたい」と余裕。


22:45頃病院到着。

この頃から陣痛が始まるもまだ痛みは軽いらしく二人でバカ話をしながら陣痛室で過ごす。

担当の助産士さん曰くこの様子だと生まれるのは明日のお昼頃とのお話。


日付が変わって21日1:00頃、この頃から陣痛の間隔も短くなり、痛みもひどくなりだす。

嫁の表情から余裕が完全に消え必死の形相。

こちらも「たま○よ」で読んだ知識をもとに少しでも楽になればとひたすらと腰の当たりをマッサージ

この痛みがホントにお昼まで続いたら嫁はその時この地上に存在していられるのか危ぶまれるほどの痛みよう。


3:00頃嫁が突然立ち上がり「気持ち悪い。」と、トイレに行くも嘔吐はなく診察室へするとそのまま分娩室に連れて行かれる嫁。

ん、何故だ?出産はお昼ごろのはずと思ったのも束の間、中から嫁の断末魔の叫び声が・・

そこに担当の助産士さんから旦那さん来てくださいと分娩室へ通される。

その時点でもうすでに「はーいもう頭見えてますからねー」っておい、もう生まれるじゃん。

嫁の手を必死に握り締めながら見よう見まねのラマーズ法。

ひっひっふー ひっぴっぶー びっびっぶー

地獄の痛みに耐えながら我が子を出産する嫁の姿に感動、号泣すること約15分


2007年6月21日 3:27 

「うわぁぎぃゃーーーー」という産声とともに2980グラムで無事出産。

出てきた瞬間に助産士さんにおしっこをかけるという荒技をかますくらい元気な男の子。

嫁のあの小さな体から出てきた更に小さな命。

生命の神秘を感じずにはいられませんでした。


名前は色々悩んだ結果6月生まれということもあって紫陽花(アジサイ)からとって

紫陽(しょう)。


紫陽君この広くて大きな舞台にようこそ。

これから先この大きな舞台で何を演じ、何を感じ、何を表現するかは君しだい

だけど何があってもパパとママは君の事見守っているからね。


あまりにも唐突だったのと早速の慣れない育児でバタバタしてしまい

ご報告が遅れたこと、心配してくれた皆様には大変申し訳なく思います。

今回この奇跡の場に立ち会えたこと、この機会を恵んでくれた皆には本当に感謝の気持ちでいっぱいです!

本当にありがとうございました!!

これからはこの愛すべき存在のためにより一層がんばって生きたいと思います!!